Dogs / Tampere

フィンランドで初めての動物病院!何される?いくらかかる?わんこも一緒に驚きの連続です

Moi!
先日、フィンランド生活で初めて動物病院に行ってきましたよ。
緊張の連続で帰宅してからは放心状態。初めての動物病院とは、どんな病院だったでしょうか。

今回お世話になった病院はここ!自宅から近く、徒歩圏内だったのでこちらにしました。

もともと、暇すぎたり、眠る前の儀式的に指しゃぶりをするさぶろー。先日、久しぶりにkozumomとは別の部屋で離れて眠った時に、後ろ足の一本だけを舐め続けたらしく、翌朝見ると爪がぐらぐら、肉球は大丈夫でしたが、爪の付け根が赤く腫れあがっていました。
触るのも嫌がるので、2日ほど様子を見ましたが、治る気配がなく舐め続けるので病院へ連れて行くことに。

日本にいる時も何度か同じような症状で爪の根元が腫れて病院に行き、ぬり薬と必要に応じて飲み薬ももらっていたのでその感覚で病院に予約のメールをしました。

フィンランドの病院は予約が必要です。

人の診察もそうですが、フィンランドは動物病院も予約をしてから受診します。
kozumomはタンペレに引っ越しした時から、近くの獣医について調べ、緊急時にもすぐに連絡できるように、メールと電話番号などを調べていました。
ほとんどの病院のH Pには予約フォームがあるので、予約はスムーズにとれますが、kozumomは受診時にちゃんと英語で説明できる自信がなかったので、予約フォームからではなく、メールに症状など細かく書いて予約のお願いメールを送信しました。

ラッキーなことに、夜にメールを送信し、翌日には診察の予約がとれました!

病院内はこんな感じです

待合室は日本の動物病院と似たような雰囲気です。

待合室には体重計もありました。

受診から診察の流れ

予約時間5分前に到着。
前の診察が続いていたようで、予約時間から5分過ぎ頃に受付。
飼い主の名前、住所、電話番号、犬の名前、誕生日、アレルギーの有無、マイクロチップ番号、今回の症状、保険の加入はしているかの確認などです。
kozumomは犬の輸出検疫証明書の写しを持っていったので、それを受付の方が見て入力確認などできたので手続きはスムーズでした。

名前が呼ばれ、kouzmomとさぶろーは診察室内の椅子に座って待つこと10分、いや15分程待ったかも。予約しても結構待つんだなーと思いながら、ぼんやりと待ちました。

いよいよ先生のご登場!
奥の赤い小さなテーブルを出して、その上にさぶろーを座らせて診察開始。
犬が落ちないように、捕まえててねと言われたので、kozumomがさぶろーの頭側に立って、いい子いい子と気を紛らせながら、落ちないように見張ります。
先生は、
・どうしてこうなったのか
・いつからの症状か
・他に気になることは? など
メールで書いたことを再確認という感じで、問診をしながら、初対面のさぶろーとコミュニケーションをとりつつ、痛がる足も触らせてもらうという診察でした。
先生はさぶろーにフィンランド語で話しかけていましたが、さぶろーはいい子でいうことをきいてくれました。

目や体全体のチェックも!
そして歯のチェックもしてくださいました。日本にいる時のさぶろーは予防接種の度に、歯石除去が必要かお医者さんに確認していましたが、全身麻酔をかけてやる作業なので、もう少し様子を見てからということで自宅ケア以外にはしたことがありません。
今回診察してくださった先生のお話では、フィンランドでは小さな頃から定期的に歯石除去のケアをしているので、なるべく早く歯もケアするようにとアドバイスをいただきました。
確かに今まで一緒に遊んだわんこはみんな歯が綺麗でした。
こちらは、全身麻酔はしないですが、人と顔負けのデンタルチェックを定期的に行うようです。さすがフィンランド!
さぶろー、よしこの歯のケアも気になっていましたが、残り半年の滞在でどこまでやるかは悩ましい所。自宅でできるケアを徹底的にするしかないかな。

診察後、先生はまた看護師から説明があるのでそのまま診察室中で待つようにと言い、次の患者さんのところへ移動。
待つこと5分ほど、今後は看護師さんが注射器を持ってきました。

注射は「抱っこしてて、しっかり押さえててね」と笑顔で!
えー、診察台なし(先生が退室の時片づけてしまったので)で、立ったまま抱っこして注射打つの?とびっくり。
そりゃあ、怖いのでkozumomもしっかり抱っこして、さぶろーは「えっ?何するの?」ときょとんとした瞬間に注射を打ちました。kozumomはさぶろーが暴れて、針が自分に刺さることも怖いし、数秒でも初めてのことなので、とても長い時間に感じました。

日本では診察台に犬を乗せたら、お医者さんとサポートする看護師さんとで診察するので、kozumomは言われない限り犬に触ることはありませんでした。
なので、抱っこしてそのまま注射はびっくり。
皆さんのかかりつけの獣医さんもこんな感じなのでしょうか。

二度聞き返してしまった恐ろしい金額!

診察が終わり、気づけはもう1時間近くたっていました。
予約してもここまで時間がかかるんですね。
そして、飲み薬2種類、ぬり薬、5日ほどは食事と散歩以外はエリザベスカラーをつけるようにと説明がありました。初めての診察で慣れない単語をたくさん使ってヘトヘトのところにトドメです。

治療費は 206.26€!!!!

日本円に換算すると27000円ぐらい。もう泣きそうな金額ですね。病院のHPに治療費についても掲載されているので高いなとは思っていましたが、ここまでの金額とは思いもせず。
でも、「大丈夫」と自己判断して、緑膿菌とかカビとかで症状が悪化してしまうよりは、これで安心できるならいいんた!と思いながら「ああ、27000円」と眠り、今朝も薬をあげながら、「ああ27000円」と思ってしまった悪いやつkozumomです。

初めてつけたエリザベスカラー。歩く度に壁や人にぶつかるので可哀想でした。
初めてみる相棒の姿に、よしこもちょっと恐怖心があったのか、遠くから見守っていました。
さぶろーは細身なので、首輪で抜けないように固定しても、だんだん緩んできました。1時間もしないうちに、中をかじってしまったので翌日は外しました。
薬が効いたのか、爪も舐めないようになったので一先ず様子見しています。

今朝のさぶろーの足。飲み薬とぬり薬が効いたのか、一晩でだいぶ傷がかわいて、爪のぐらぐらも減りました。写真を撮れるぐらい、触らせてくれて暴れなくなったのは、やっぱりさぶろーにとっても不快な部分が減ってきたのかな?

日本で加入していたペット保険は国内治療のみが対象だったので、フィンランドへ渡航するタイミングで解約しました。
フィンランドにもペット保険がありますが、kozumomたちのわんこはかけていません。人もわんこも生きるって色々大変ですね。

今回の動物病院受診に関して、予約制(もちろん緊急時の対応もあると思いますが)の診察、診察に飼い主も関わる事、治療費、たった1時間ほどでしたが、どっと疲れが出ました。
もう帰国までどこも悪くなりませんように。
今回お世話になった動物病院のHPはこちら。

ペットと渡航を検討中のみなさまへ
・渡航先のペット事情はもちろん、病院についても予めリサーチし、引っ越し後はなるべく早めにペット仲間を作って、ローカル情報をゲットしましょう。
kozumomは近所の人、夫の仕事関係の方、日本の知人に協力して得た現地情報で、早い段階で病院を選ぶことができました。そして今回診察してもらった病院とは、今回の治療予約の前にも、何度かメールで問い合わせと相談をしていたので、安心して受診できたというのもあります。皆さんも気になる病院があったら、事前にメールで相談できる範囲で確認しておいてもいいと思いますよ。
・夏休み期間は病院も約1ヶ月ほどお休みというところもあります。夏休みだけでなく、長期休みの前後は予約もとりづらいので、必要に応じて予約を早めたりしたほうが良さそうです。

他にもわんこ情報あります。
わんこも一緒に泊まれるホテルはここ 

我が家のアイドルさぶろー、よしこ。
渡航の際は置いていくか、連れていくかとても悩みました。
もしあの時日本の知人に預けて離れて生活していたら、毎日の散歩も、わんこたちの喜ぶ顔も、二人の喧嘩もないフィンランド生活だったんだな、と寝顔を見ながらしみじみ。
日本ではほとんどおやつをあげたことがなかったですが、フィンランドに来てからは、一緒に過ごす時間も、散歩の時間も長くなったので、体調に合わせておやつをあげることも増えました。
最近お気に入りのおやつを見せると、ずっとその袋を目で追うさぶろーとよしこです。これからは、今まで以上に歯のことも考えておやつ選ばなくてはいけないですね。
次はどんな出会いがあるでしょうか。

それでは皆さん、Moi moi!

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
初めての海外生活、あっという間に毎日が過ぎていきます。
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実はkozumom虫歯ゼロ!犬も同じようにお口を健康に、さっぱりスッキリ過ごせるようにケア用品も見直さなくては。

健康で長生きしてもらいたいから、やっぱり保険の加入はしっかり比べてから決めたいものです。 

わんこの行動がそばで見れない時に活躍しそう。この手のアイテムの購入を真剣に検討中のkozumomです。 

投稿者

大学教員である夫のサバティカル(在外研究)に帯同する妻です。 南国沖縄生まれのアラフォー。高校生の子ども二人、愛犬2匹とともにフィンランドへ! 1年間という短い滞在期間を思いっきり楽しむことをモットーに過ごしました。2022年4月に帰国後、のんびりと思い出を交えながら更新中。