Tampere タンペレのおすすめ観光スポット アムリ労働者住宅博物館 行ってみたよ Moi!ここ数日、フィンランドは暖かいというより暑い日が続いています。勝手にフィンランドは夏でも涼しいイメージをもっていたので、20度以上が数日続いただけで、すでにバテぎみのkozumom。部屋でぐったりしているところにミュージアムカードが届くと、急に力が湧いてきて、次はどこ行こうかなとワクワク博物館や美術館を検索。 ちょっと気になっていた博物館!行ってきましたよ。※ミュージアムカードとは1年間のパスカード。詳しくはこちら。 Museum of Workers' Housing (Amurin Työläismuseokortteli) タンペレの労働者階級の生活と歴史を紹介する木造建物のアムリ労働者住宅博物館。タンペレのアムリ地区は、タンペレの工業としての成長を支えた労働者の町です。1880年代から約100年の住宅を当時のまま展示している珍しい博物館です。博物館はタンペレ駅から徒歩で約30分ほどの場所にあります。遠くから見ると、かわいい平家住宅の様に見えますが、敷地内に入ると結構広いです。近くにNäsi parkやPääkirjasto Metso(図書館)、サルカニエミ・アドベンチャーパークがありますよ。 受付から入ると、ロの字に各年代の家が並んでいます。まさに住宅展示場の様な感じです。まずは1882年から1888年の家から見学。 1880年代、キッチンを共有するタイプの家。台所の他、洗濯も共有で、すすぎはナシ湖ですすいでいたようです。 共有のキッチンスペース お部屋やブースごとに、この部屋を使用していた家族構成や当時の様子などの説明がパネルであります。所々、音声が流れている部屋もあり。(日本語のガイドブックはありませんでした。) 右上の赤い丸の部分が博物館 鉄のギザギザはクマの仕掛けでしょうか? 1900年代に入ると、壁紙がカラフルになり、家具の形もよりおしゃれになっています。クロスやラグマットも素敵です。 おっ!楽器も出てきましたね。 建物の外観は現在の平家とあまり変わらない様に見えますが、どの家も階段で数段上がった所に、居住スペースが作られています。やはり寒さから身を守るためでしょうか。どの年代の家にも玄関の上や、横にお花がありました。当時もこのように緑が身近にある生活だったのかな? 暖房も時代によって変わってきていますね。お部屋の数が多く、全ての部屋の写真をご紹介できないのが残念。壁紙や食器、家具や照明器具も年代ごとに流行りがあるようで、手ぬぐいや壁掛けの刺繍を見るだけでも楽しいです。 1925年のお部屋。だいぶ近代的な家具になりました。 壁にかかっているバックも現役で使えそうな素敵なバッグ! フィンランドに来て驚いたのが、備え付けの家具の充実ぶり。昔から収納上手の国だったんですね。家でも真似たい、お花のある生活。 一般家庭の様子だけでなく、お店の様子もわかります。 1960年代からテレビやラジオが家庭にもあったんですね。 ここからの写真は1970年代。もう、今の生活とあまり変わりない様に見えます。 撮影した写真の3分の1ぐらいしかご紹介できませんでしたが、何となく様子がわかっていただけると嬉しいです。 博物館にはカフェも隣接されています。朝食、ランチと人気のカフェは本日改装中のため簡易メニューのみの提供でした。でも、中庭で食べるものまた気持ちいい! 店員さんおすすめのメニューということで、アップルパイのバニラアイス添えとコーヒーを注文。実は、アップルパイ苦手なkozumom。食べられるか心配でしたが、シナモンの香りもきつくなく、シフォンケーキとフレンチトーストの間ぐらいの食感で食べやすい!バニラアイスが甘すぎずまた食欲をそそりました。 タンペレに住んでいるという事で、一度は行きたかったアムリ労働者住宅博物館。1880年代は、この広さにこの家族構成で住んでいたのか?と思うぐらいの小部屋。全体的にベッドが小さいのが印象的でした。どの様に寝ていたのだろうか・・・ここタンペレにも、たくさんの人のいわゆる人生色々があって、時代が変わり、21世紀になって、日本人のkozumomが引越ししてきてタンペレの歴史に触れたことを考えると、いつもの青空もちょっと違って見えました。kozumomがタンペレに何かするわけでもないけれど、人生無用なことは何一つない、経過の積み重ねが歴史を作り、どこかの誰かの未来につながるんだなーとしみじみ、さっきまで見ていた部屋を思い出しながらアップルパイをいただきました。建物内へは階段での登り下りのみです。ベビーカーや車椅子の使用は難しそうなので、お越しの際は、問い合わせをした方が良さそうです。タンペレは観光スポットがたくさんありますが、タンペレの歴史やアンティークインテリアなどにご興味をお持ちに方には特におすすめです。歴史もインテリアもさっぱり!の方ももちろん楽しめます。きっと、自分の故郷の歴史はどうだろうかと考えずにはいられません。入場料は大人大人 9 €、高齢者と失業者 6 €、グループ (最小 10 人) 6 € / 人、子供 (7 ~ 17 歳)、学生5€、ファミリー チケット (大人 2 名と子供 1 ~ 4 名) 20 €など。金曜日の午後3時から6時まで入場無料。ミュージアムカードで入場無料。開館日時は予め要チェックです。詳しくはHPで確認してくださいね。 Amurin Työläismuseokortteli HP HPからカフェのメニューなども確認できますよ。カフェの改装が終わったら、今度はスープランチを食べに行きたいなと思います。 6月7日23時45分の空の様子。いつもより曇っているなーと思ったら、遠くでピカッと光りました。翌日も晴れていましたが、夕方になってゴロゴロ雷の音が聞こえてきています。タンペレもザーッと激しい雨が降るのだろうか。雨降りは頭が痛くなるから嫌いだけど、今日は心がぎゅとなるような素敵な家をたくさん見たから、食べられなかったアップルパイも食べられる様になったから、きっと雨が降っても楽しく過ごせるはず。次はどんな出会いがあるでしょうか。それでは皆さん、Moi moi! いつもブログを読んでいただきありがとうございます。ブログランキング参加しております。「面白かったよ」「惜しい、もっと頑張れ」などの応援ポチッをしていただけますと励みになります。フィンランド(海外生活・情報)ランキングにほんブログ村
投稿者 by kozumom  大学教員である夫のサバティカル(在外研究)に帯同する妻です。 南国沖縄生まれのアラフォー。高校生の子ども二人、愛犬2匹とともにフィンランドへ! 1年間という短い滞在期間を思いっきり楽しむことをモットーに過ごしました。2022年4月に帰国後、のんびりと思い出を交えながら更新中。