Tampere

初めての湖 Riihiniemen uimaranta 行ってみたよ

Moi!
Kozumom一家(夫は残念ながら仕事でお留守番)もやっとこさ、湖デビュー?!してきました!
数ある湖の中から、家族で初の遊泳に選んだのはお友達から教えてもらった湖!バスに乗ってワクワク行ってきましたよ。

Riihiniemen uimaranta(Riihiniemi Beach)

タンペレ駅方面からバスで約30分で着く湖。湖近くにはアートセンターやインスタ映えする風車もあり、ちょっと気になっていた湖です。
利用するバスにもよりますが、kozumomたちはkeskusutori から10番のバスに乗り、終点のKaukajärviで降りました。そこから湖までは徒歩6分程度です。

砂浜からすぐの所に着替え室とトイレ(写真奥)、小さなお子さんが遊べるアスレチックと鉄棒があります。シャワーはありませんでした。

ここは浅瀬が広いようで、小さなお子様連れの方もたくさん。中にはおじいちゃんやおばあちゃんと孫かなと思うファミリーもいて、ほのぼの。
そんな中に高校生の我が子二人はさっさと着替え、惜しげもなく入っていきました。照れちゃうかなと心配していたのも束の間、隙を見て小さい子用の滑り台も楽しんでいるではないですか。小さな子の邪魔にならん程度にしっかり楽しんでくれ!と思いながら我が子を見つめました。

湖に向かって左手には、ボートなどの貸出受付と売店が2つ。
kozumomは木陰の多い、この辺りでゆっくりしました。

売店の上の方(後ろの方)には駐車場と広い芝生になっています。
湖に入らなくても、ここで日光浴をしても良いですね。

実はアトピー体質というんでしょうか。全身のあちこちに湿疹があるkozumom。今は脚の湿疹が少し気になるので、残念ながら今日は荷物番。
でも、子どもたちがあんなに楽しそうに泳いでいるのを見れただけでもう充分です。

Kozumom 初めての湖遊びは涙色

木陰から遊ぶ子どもたちの様子を見ながら、色々なことを考えました。
男女年子の我が子たちは、それぞれの個性を発揮しながら成長してくれたので、kozumomも母としてたくさんの事を経験させてもらえています。
それぞれの個性は、時にお友だちと衝突することもしばしばありましたが、その都度家族で考え、向き合ってきました。
子どもが大きくなるにつれ、kozumomももっと働きたいという気持ちが強くなり、また仕事が充実していた分、子育てから逃げるように日々過ごしていました。

今日は湖をぼんやり見ながら「もっと小さい頃に海や公園に連れて行ってあげればよかった。」の後悔に始まり、これまでの子育て、自分の人生をスクリーンで見るかのように振り返りました。
娘にはよく、「お母さんは仕事で接する子供には優しいのに、自分たちには厳しい」と言われたりもしました。一筋縄にはいかない子育ては、時に他人から非難されたことも。
「kozumomさんのお子さんとはもう遊ばせられない」と宣言されて、泣いたことも。
逆に、一緒に泣いてくれるお母さんもいて、何とかkozumomなりに自分ができる子育てをしてきたつもりです。

Kozumomなりに考えた子育ては至ってシンプル。
「ありがとう。ごめんなさい。教えてください。」これを心から言える人になりなさい。
あなたの良い所をたくさんの人にわかってもらえるよう、どんどんたくさんの人と関わりなさい。関わる人の良い所をたくさん見つけること。
どうしても辛くなったらいつでも家に帰ってこればよい。
子どもたちが小学生の頃から常々言い続けてきたことは今でも変わりません。

小学校低学年の頃から、自分たちでカレーを作れるようになるなど、自立を促してきた子育て。
でも、これは自分が面倒な子育てから逃げたかったことが大きかったのかな。
思春期真っ盛りの娘とは衝突も多く、口喧嘩も絶えません。
でも、ある時娘が言ったんです。口が滑ったのでしょう。口喧嘩の際「本当はお母さん大好きだったのに・・・・」と。
お父さん子の娘は、今日湖に泳ぎに行くことも、仕事で留守番になるお父さんに気遣っていました。そんないつも父親にベッタリの娘も、本当はもっと母親に甘えたかったんだろうな。
今日はいつもより話もしてくれ、お互い何とか歩み寄ろうとする部分も見え隠れして・・・湖で楽しそうに泳ぐ娘を見ていたら、涙が出てきました。
なんでもっと抱きしめてあげなかったんだろうな。もっと大事な存在なんだよと伝えてあげればよかったと、何とも言えない気持ちになりました。

寝転んで見る空は、吸い込まれそうなほど遠く青かった。

私は何に追い詰められて生活していたんだろう。
日本の生活でも、ちょっとした工夫で、こうやって家族との時間を作れたはずなのに。
と、フィンランドの穏やかな日差しと爽やかな風、きらきら光る水面が今の私にとってはとても優しすぎて、眩しすぎて、湖で遊ぶ人たちの幸せそうな笑顔を見て、笑い声を聞いていたら、不覚にも涙が出てしまいました。
身勝手な母親だけど、いざとなればあなたたちを守ると意地を張って、子どもに寄り添えていないことも自覚しているのに素直になれず、子どもだからわかってねと押し付けていることもたくさんあるなとちょっと反省もしました。
子育てだけでなく、たった1年と短いフィンランド生活のために、自分がやりたかった仕事を辞めていいのか悩んでいたことも思い出しました。
日々の小さな悩みは無くならないけれど、今日、こうやって自分の人生と子どもたちのこと、将来のことを考える時間が持てただけでも、フィンランドに来てよかったと心から思えました。

Kozumomにとってフィンランドの湖は、ちょっと自分でも気づかない内心を読まれてしまう、つい本音を話してしまう、そんな場所なのかもしれません。
これからも色々な湖に行ってみたいと思いました。そしていつかは泳ぎたい。
わんこも連れて行きたい!
うん、元気が出てきたぞ、というタイミングで帰路につきました。

素敵な風車とアートセンター、カフェもあります

バス停近くの風車はちょっとした写真撮影スポットですね。
こじんまりした風車ですが、季節によって違う表情をしてくれそう。秋も冬も写真を撮りたくなる、そんな風車でした。
近くにはアートセンターHaihara Manorと美味しいと噂のカフェHaiharan Kahvikamariがあります。今日は残念ながら月曜日、休業日でした。
こちらについてはまた別の機会にご紹介できればと思います(kozumom的には風車の写真がもっと上手に撮りたかったと悔しい気持ちなので、近いうちに行きたい!という思いがあります)。

フィンランドには全部で188,000もの湖があるのですね(詳しくはこちら )。びっくりです。
滞在1年ではとてもまわれない数ですが、近い湖からどんどん行きたい、おすすめの湖から行ってみたいなと思いました。

先日 タンペレの夏を満喫 中央広場のサマーオアシス 行ってみたよ でご紹介したサマーオアシスのすぐ隣りに、洋服やカバン、果物の販売会場も出来ていました!
夏物の薄手のワンピースがたくさんありました。どんなお方が着るのだろう?と思うお洋服もたくさんありますが、売り場が広がるだけでテンション上がりますね。
フィンランドの夏、やっぱり何かにワクワクさせられますね。
次はどんな出会いがあるでしょうか。

それでは皆さん、Moi moi!

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
私はタンペレが大好きです。タンペレの素敵なところがお伝えできればという思いで書いております。
「タンペレ素敵!」「タンペレ行ってみたい!」と思ってくださった方はクリックしていただけますと励みになります。

にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ
にほんブログ村


フィンランド(海外生活・情報)ランキング

投稿者

大学教員である夫のサバティカル(在外研究)に帯同する妻です。 南国沖縄生まれのアラフォー。高校生の子ども二人、愛犬2匹とともにフィンランドへ! 1年間という短い滞在期間を思いっきり楽しむことをモットーに過ごしました。2022年4月に帰国後、のんびりと思い出を交えながら更新中。