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いつ帰国できるの?本当に帰国できるの? それでもお別れ会はやっています フィンランド生活備忘録

Moi!
皆様いかがお過ごしですか?kozumomはあちこちのニュースをチェックしながら、各航空会社の飛行状況をチェック、犬たちの帰国の手続きはどうなるのかを調べていると、あっという間に1日が終わってしまっています。そんな中、予定通りお世話になった皆さんとはお別れ会をしています。

夫がお世話になった大学の職員さんたちと一緒に。

3月5日は、夫がお世話になった大学の職員さんの家でお別れ会。kozumom一家にとっては、フィンランドの母と言いたくなるぐらい、右も左も分からない家族のために、家具を調達してくれたり、夏は一緒に島に遊びに行ってくれた職員さんです。

今回、まずはPyhäjärviを歩くことに。見慣れたナシンネウラ・タワーやピューニッキ展望台、ホテルトルニなどを見ながら、話が盛り上がりました。夏に職員さんと一緒に行った島も見えました。

湖の氷に穴を開けて、釣りをしているおじさんと少し話をしました。氷は40センチ程の厚みがありますが、カイラという大きなドライバーのような器具を使うと、1分ほどで穴が完成、そこに釣り糸を垂らしていると、すぐに魚が釣れていました。

今回うちのわんこたちは、自宅で留守番をしてもらっていましたが、職員さんのわんちゃんは湖にも同行。魚が気になるようで、くんくんにおっていました。釣った魚は水に入れるのではなく、そのまま置いているのは斬新!大きな魚はその場で捌いて、いらない内臓などはそのまま湖に戻すそうです。合理的なところもフィンランドらしくていいなと思いました。

職員さんのお宅では、旦那様が食事の用意をしてくださっていて、庭からスモークのいいにおいが。庭にいると、リスがあちこちから走っているのを見ることができ、鳥も何種類かとんできて、森や湖が近いならではのお庭が素敵でした。ご自宅は住宅情報のフリーペーパーでも紹介されたことがあり、いつか遊びにきてねと言われていました。実際に見ると写真で見るよりもっと素敵な作りでした。
職員さんのお宅だけでなく、フィンランド人は休みの日を上手に過ごすだけでなく、家の中も安らげる工夫がいっぱい。帰国したら参考に自分の家も少しずつ変えていきたいなと思いました。

まずは、甘いブレッドとサーモンの組み合わせ。このブレッドだけ食べた時はフィンランドのパン類は食べられないかもと思うぐらい、不思議な甘さにびっくりしましたが、今ではこの組み合わせが美味しく大好きなメニューの一つになりました。

kozumomたちが到着した時に庭でスモークにしていた魚たち。サーモンと、もう一つは名前を忘れてしまったのですが、脂身が強くなく、さっぱりと美味しいお魚でした。

今回、初めて食べた、中に魚が詰め込まれたブレッド。職員さんのお母さんが小さい頃よく作っていたそうです。ある地方ではよく作られているようなので、いつかレシピを習って作りたいと思いました。
中にはムイックなど小さな魚や肉を入れ、切る時はスライスするように切るのではなく、上の方をまず開けて、そのブレッドと中の魚、好みでバターも一緒に食べました。魚好きのkozumom一家は魚尽くしで、嬉しいの何の。もちろん、たくさんいただきました。

夫のリサーチはコロナの関係で見学できないなどの支障があったりしたようですが、無事に終わったようです。夫だけでなく、家族の事もサポートしていただいた一年間がこうして終わろうとしていることに寂しくもなりましたが、お二人の明るい性格が悲しいお別れにすることはなく、最後まで楽しく過ごせました。改めてありがとうございます。コロナが落ち着いたら、ぜひ日本に遊びにきていだたきたいです。もちろん、kozumom一家もタンペレに遊びに行きますよ(お金を貯めなくては!)。

人として尊敬できる、そんな彼女との出会いに感謝。

3月6日は、Helijiさんと一緒に散歩をしました。
Helijiさんとは、ファミリーサポートのマッチングで知り合いました。
学校に通う前に応募して参加したプログラム「Hidden Gems programme」は、プログラム以外にも、スムーズにタンペレでの生活に慣れるようにと、さまざまなサポートがありました。そのサポートの中には、フィンランド人のお母さんと移民のお母さんをマッチングするサポートもあり、そのマッチングで知り合ったのです。
もちろん、連絡を取ったり、何回か会った後にお断りされる可能性も大でしたが、こうして滞在期間の最後まで関係が続けられ、沢山のことを教えてもらった彼女には感謝しかありません。

ファミリーサポートについてはこちらをチェック。

Helijiさんはアーティストとして創作活動しながら、家庭のこともちゃんとしている素敵な人です。歳が近いという事、お互いあまり相手に干渉しすぎない点でも似ていたのか、初めましての時から、とても居心地の良い友だちができたようで嬉しかったです。
もっと上手にペラペラ自分の意見が英語で言えたらなーいう悔しい気持ちはたくさんありましたが、根気強く話を聞いてくれるHelijiさん、お子さんが寿司が好きという事もあり、いつかは日本に行ってみたいと話してくれました。彼女の家で一緒に作ったカレリアパイやお寿司もいい思い出です。今度はkozumom一家がおもてなしをしたいので、彼女たちが日本に来るその日を楽しみに待っています。

前回は湖の上を歩いて小さな島に行ったので、今回はkozumomが好きなピューニッキ展望台の周りを歩きました。

ウクライナの事や家族の事、たくさん話をしながら、今日でこの森も最後かなとしみじみ周りを見ながら歩きました。

日曜日の朝ということもあって、ひっきりなしにお客さんが来ていました。ここのムンッキはフィンランドで一番美味しいらしい。フィンランドに来て初めて知ったカルダモンの味の話などをしながら、あっという間に楽しい時間は終わりました。

帰りは家に寄ってもらい、最後に家族と一緒に写真撮影。kozumom一家が大好きなHelijiさんのワンちゃんも一緒に撮影できてよかったです。ありがとう。これからも遠くなるけどよろしくお願いしますという気持ちを込めて、ハグをしてお別れしました。

今日のわんこは、よしこがさぶろーにくんくんしている一枚。
帰国の準備はするけれど、ちゃんと帰れるの?いつ帰れるの?本当に犬も一緒に帰れるよね?時々その不安が頭をよぎりますが、今はとにかく、焦らず、悩まず、目の前の生活をたんたんと。
お世話になった方とお別れ会をする度に、楽しかった思い出が一気に思い出されて寂しくなりますが、これが出会いで始まりなんだ、帰国してもいつかきっとまたタンペレに行ける日が来るんだと思うと、不思議と清々しい気持ちにもなります。
頑張った一年間、沢山の出会いに感謝した一年間、思い出に浸るにはまだ早い。少しでも沢山のことを目に胸に焼きつけなくては。次はどんな出会いがあるでしょうか。

それでは皆さん、moi moi!

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
初めての海外生活、あっという間に毎日が過ぎていきます。
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投稿者

大学教員である夫のサバティカル(在外研究)に帯同する妻です。 南国沖縄生まれのアラフォー。高校生の子ども二人、愛犬2匹とともにフィンランドへ! 1年間という短い滞在期間を思いっきり楽しむことをモットーに過ごしました。2022年4月に帰国後、のんびりと思い出を交えながら更新中。