Tampere なんて素晴らしい!! タンペレの図書館 Pääkirjasto Metso 行ってみたよ Moi!先日タンペレの図書館に行って感動の連続!日本にもあったらいいな、こんな図書館ということでご紹介します。 Pääkirjasto Metso タンペレ中心部のHämeenpuisto近くにある有名なランドマークとして、市民に愛されている図書館。図書館前にはバス停、トラムの駅も近くアクセスが良いことはもちろん、目の前には広い公園とアレキサンダー教会が見えるので、図書館に入るまでも楽しい道のりです。建物は3階建てとコンパクトですが、中はとても充実しています。 フロアマップ 正面玄関を入ると建物の2階フロアになっています。さらに正面の階段を上がると音楽関連、新聞雑誌、カフェエリアのある3階フロアへと続きます。 メインフロア 日本でも有名なあの漫画も! メインフロアとなる2階フロアは、幼児絵本・児童青年文学、マンガ、一般書籍、外国語の本などがあります。その他PCや会議室なども充実しています。マンガコーナーには、日本でも有名な漫画「ONE PIECE 」や「NARUTO」などがあり、ちょっと嬉しくなりました。日本語のコーナーは、どのような基準で選んだのかわかりませんが、宮部みゆきや村上春樹、松本清張、司馬遼太郎のほか「猿の惑星」「ライ麦畑でつかまえて」の日本語訳、などがあります。 今は使用禁止ですが、小さい子の絵本コーナーにも読書スペースがたくさん。公園に面した日当たりの良い特等席(日当たりが良すぎて本が傷まないかちょっと心配)。 2階の窓口で在留カードを提示し、図書館カードを作成しました。私が行ったのは金曜日の午後。待ち時間もなく5分ほどで作成できました。 毎日通ってしまいそう 3階フロア 3階へ行く途中真っ先に目に飛び込んでくる天井。そして、コーヒーのいい香りがしてきます。3階は新聞・雑誌、音楽関係、カフェのエリアに分かれています。 新聞、雑誌のエリアはとても広々していています。フィンランド語以外にもドイツ語などの新聞もあります。今は新型コロナウイルスの感染対策で使えないPCや椅子も多いですが、比較的どのフロアもゆとりがあり、自分の時間を楽しめるスペースが確保できているように見えました。 感動の音楽エリア 真っ先にtampere Filharmoniaの垂れ幕が目に入ります。市のオーケストラ、いつも市民の近くにいるんですね。 楽譜の棚に囲まれるだけでも幸せを感じる。 バッハブゾーニもちゃんと置いてある。 楽譜は編成、作曲家に偏りなく揃えているようです。日本人作曲家の楽譜では武満徹のスコアもありました。もっとすごいのはここから! 練習室があるんです! 図書館内に音楽室。この時は一部屋使用中。 別室ではなく、音楽エリア内に防音練習室が3部屋。音楽室1・2はアップライトピアノのほか、CDやLPディスクを聴いたり、DVDやブルーレイディスクを視聴したりできるマルチチャンネルリスニングデバイスもあります。もう一つはRockway Room。録音機材一式のほか、電子ドラム、エレキギター、エレクトリックベース、アコースティックギター、ウクレレなどがあるそうです。予約制で1時間無料で使用できます。 kozumom早速予約しました!その日も空いてそうでしたが、自分でネットから予約したかったので、自宅で予約システムにログイン。翌日朝一番空いていたので早速予約しました。私が使用した音楽室1はヤマハのアップライトピアノ。とっても久しぶりにピアノを弾くので、バッハのインベンションやベートーヴェンのソナタなど楽譜を持ち込みました。 まさかフィンランドでピアノの練習ができるとは思ってもみなかったです。前とは比べものにならないぐらい指が動かなかったけど、辛いということはなく、あっという間の1時間でした。 図書館カード。なんかかっこいい見た目。 借りる時は、自分でこの端末に図書館カードと借りたい本のバーコードを読み取らせて手続き完了。何だかここも、合理的なフィンランドっぽいシステム。借りたい本を選んだら、さっと手続きできて便利です。この他、日本の図書館と同様、自宅のPCや図書館のPCを使って蔵書検索ができ、他の図書館にあれば、取り寄せることもできます。 今回借りたのはこれ! 初心者にもわかりやすそうなカンテレの楽譜。子どもが練習できるように歌やわかりやすい絵の解説があります。フィンランド語の歌詞で歌いながらカンテレ弾いてみたいです。CDは図書館の職員さんに聞いて、Tampere FilharmoniaのCDを借りました。 Tampere Filharmonia HP フィンランド語の表示でなかなか探すのに時間がかかってしまうけど、図書館の職員さんが丁寧に教えてくださいました。おかげで次から一人で利用できそうです。帰りはカフェで美味しいコーヒーを飲んで帰りました。 図書館の近くには2つの像があります。タンペレ出身の作家・ジャーナリスト、ミンナ・カント(Minna Canth)の記念碑(ラウリ・レッパネン1951年作)。新聞を読んでいる像は「ニュース」という作品は、市政100周年を記念して委託作成された作品(Heikki Varja1981年作)。図書館にお立ち寄りの際は、ぜひ探してみてくださいね。 今日は図書館前に看板が出ていました。どうやら選挙の事前投票会場となっているよう。フィンランドの選挙チラシは日本で見る選挙のポスターなどより明るいイメージ。どの候補者も笑顔の写真が多いです。チラシにはハートもあってちょっとびっくり。でもなんかいいね。 ここ数日夜明るくても、前より気にせず眠れるようになってきました。おそらく日本にいる時よりもたくさん歩いていること、サウナに入って血行が良くなっているからかな。このまま白夜も気にせず眠れる日が続きますように。次はどんな出会いがあるでしょうか。それでは皆さん、Moi moi! いつもブログを読んでいただきありがとうございます。ブログランキング、参加しております。これからもポチッとしていただけますと励みになります。どうぞよろしくお願いします。フィンランド(海外生活・情報)ランキングにほんブログ村
投稿者 by kozumom  大学教員である夫のサバティカル(在外研究)に帯同する妻です。 南国沖縄生まれのアラフォー。高校生の子ども二人、愛犬2匹とともにフィンランドへ! 1年間という短い滞在期間を思いっきり楽しむことをモットーに過ごしました。2022年4月に帰国後、のんびりと思い出を交えながら更新中。