Japan

〜うさぎの島〜大久野島で癒され、そして歴史を学ぶことも忘れずに

Moi!
皆様いかがお過ごしですか?kozumomは広島県に住んで13年ぐらい経ちますが、行きたいなと思いつつ、結局一度も行けていなかった大久野島に行ってきましたよ。昨日の夜までは宮島に行くつもりだったのですが、朝起きると思っていたより暑い1日になりそう、鳥居の工事が終わって工事の足場が残っている間は、鳥居の近くまで行けると話題で休日は人が多そうだな、そういえば最近ニュースで大久野島のうさぎが減ったとニュースで言っていたことを思い出し、それならば人が少ないだろうと思って行ったのですが・・・・こちらも朝からたくさんの人で賑わっていました。

忠海港から出発、手前の島が大久野島です。

広島県竹原市にある小さな島。うさぎの島、毒ガスの島、地図から消された島、など様々な表情を持つ島といったところでしょうか。
kozumomたちは忠海港に車をとめ、フェリーで10分。大久野島に到着しました。先に出た船の店員が100人程度でしたが、次に来たのは大久野島を経由して愛媛の方に向かう船だったようで車も乗せられる大きな船で300人ぐらい乗れそうな船でした。時間帯によって乗れる人数が違うようなので、時間に余裕がない場合は、しっかり事前に調べた方がいいですね。

竹原市の観光案内のリーフレットなどもそうですが、とにかく可愛い!と声が出そうなものがたくさんある印象です。フェリー乗り場の看板一つとっても、可愛い。kozumomたちが港に着いたのは10時過ぎだったので、10時20分発の船に乗れるかと思いきや、定員オーバーで、20分後の船まで待つことに。

最寄りのJR駅、忠海駅からは徒歩で7分ほど。無料駐車場が3箇所あるのですが、kozumomたちが到着した時にはすでに車がかなり停まっていて、第3駐車場に停めることになりました。無料というのはありがたいですね。

大人は片道360円です。島では餌が売っていないので、フェリー乗り場の売店で一袋200円の餌を購入。自宅からキャベツやにんじんを持ってきている人も多く、並んで待つよそ様の子どもたちが野菜の入った袋を持って、そわそわ待つ姿が可愛らしく、より一層島へ行くことの期待を膨らましてくれました。

船から降りて数分のところですぐにうさぎ発見。慣れている方は、上手に餌をあげていて、息子とkozumomはあっけに取られた感じで、ちょっとぼんやりしていました。木陰に入ると、そっとこちらを見ているうさぎを発見。試しに餌を投げると、仕方なさそうな感じで食べてくれました。
実はkozumomうさぎが怖いんですよね。子供の頃人参をあげていたうさぎに指まで噛まれて大怪我したことが怖くて、今でもあの歯が怖いのです。

うさぎの数は、ニュースでコロナ前に比べてものすごく減っていると言っていたけど、あちこちに掘られた穴もあり、歩けばうさぎがぴょこっと出てくる感じで、鹿よりは怖くないと思いながら、次第にkozumomたちもうさぎに慣れていきました。
他の人があげたキャベツを食べているところに座ると、他のうさぎも寄ってきました。持っていた餌を手のひらに乗せると、飛びかかってくるのかと思いきや、そっときて、温かい体温が感じられるぐらい顎を乗せながら食べたのでびっくり。犬よりも体温が高いかもしれません。

少し高台のところにあった砲台跡地では、ぴょこっとうさぎが出てきました。近くにとんびかタカが飛んでいて、人間もびっくりしてしまうぐらい近づいて真上で旋回。うさぎは逃げちゃうかなと思いきや、こちらの様子を見ながら寄ってきてくれました。

赤ちゃんうさぎがいたのですが、一粒食べるだけでもすぐに疲れるのか、一粒もらうとなぜかお尻を向けて食べて、また一息ついたら寄ってくる感じでした。大きいうさぎは手を出した瞬間、パクッと食べる感じで寄ってきます。うさぎにも性格があるんでしょうね。
ちなみに、帰りの船で知ってしまったのですが、餌やりは手を口の近くに持っていってはダメでした><(ごめんなさい)。

フィンランドには、びっくりするぐらい大きな野うさぎがたくさんいたけど、人には寄ってこなかったです。でも、大久野島のうさぎは人馴れてしているので、テニスコートのフェンスから「いらっしゃい」と言わんばかりに、寄ってきてくれたうさぎもいたり。島にうさぎが住み着いたことについては諸説あるようですが、今ではあちこちにうさぎ用に水が用意され、お掃除をする方もいるので、よく見るとある所にはたくさんふんがありますが、うさぎのふんを踏んでしまって大変!とはなりませんでした。

島では運動靴が一番。ベビーカーが難しいそうな道もたくさんありますが、道を上手に選べばまわれそうです。

フラットな道も多いですが、階段やぼこぼこした道もありました。ベビーカーを使う時や足を上げるのがしんどい人は事前に道を決めてから歩いたほうが良さそうです。
今回時間がたっぷりあったkozumomたちは、はじめに地図を見て、あとは歩きながら行き先を考えていたので、まさに獣道?と思う道や、行き止まりを歩いてしまって引き返したりしました。
そんな時にぴょこっと現れるうさぎに、少しずつ餌をあげるのもまた楽しいものです。

島内で自転車の貸し出しもありましたが、汗をかきながら歩いてよかった!(私はそもそも上手に乗れないから選択肢にないけれどね。)素敵な景色をたくさん見ることができて大満足です。

実は今日のメイン、大久野島毒ガス資料館。

毒ガスを作っていることは、国民にも秘密にされ、一時は地図から島の存在を消されてしまっていた過去を持つ、うさぎさんの癒しとは対極にあるような、島の悲しい歴史にも目を向けるべきだと思い、今回はしっかり館内の資料を見てきました。
館内は撮影禁止のため写真は撮れませんでしたが、毒ガス製造の悲惨さと、恒久平和を希求する関係者の思いが伝わる資料館だと感じました。

宿泊施設だけでなく、キャンプ場もありましたよ。
日帰りで、いや、みっちり島を楽しむぞという方は宿泊もいいですね。
竹原市は町並み保存にも力を入れており、大久野島だけでなく、竹原市も含めて観光することをおすすめします。大久野島へのフェリーは複数のフェリー乗り場から出ているので、大久野島だけは寄ってみたい!という方にもアクセスしやすいと思います。ぜひチェックしてみてください。

今日はいつもの2倍以上歩き、暑さもあったので、ちょっとばててしまいました。
何よりも、人が少ないと思い込んでいたのに、行きも帰りも定員オーバーで次の船に乗ることになってしまったぐらい、人が多かったことにびっくり。
うさぎさんたちも暑い時間帯はあまり活動しないようなので、朝早くあるいは、夕方の方が多く会えるかもしれないですね。
広島県に遊びにくる方は、ぜひ、竹原市にもお立ち寄りくださいね。

忠海フェリー乗り場の売店も可愛いお土産がたくさんありましたが、人が多すぎて入るだけで精一杯な状態でしたので、残念ながら写真は無しです。
ちなみに、餌の袋は空になっても捨てないで売店のスタッフさんに渡してくださいね。
素敵なポストカードがもらえますよ。売店の前には赤い懐かしいポストもあります。旅の思い出を一筆書いて大切な人に送るのもいいですね。

今日のわんこ。いつもより長めのお留守番になって、kozumomたちが帰ってくるなり「どこ行ってたわん!」と言いたげに、くんくん、匂いをチェック。やっぱりわかるものなのでしょうか。
さぶろーさん、11月1日で9歳になりました。少し目も悪くなってきている感じがすることもあり、毛の質も変わってきたり、シャンプーするとピンクだった皮膚にシミができていたり、少しずつジェントルマンに?!なってきたさぶろー。ママっ子は相変わらずですが、よしこには優しくて結局なんでも譲ってくれるさぶろーさん。ウサギも可愛かったけど、やっぱりあなたたちが一番よ。とい言いながら、いつものご飯をあげて、散歩に行きました。日焼けした腕や首が痛いです。次はどんな出会いがあるでしょうか。

それでは皆さん、moi moi!

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初めての海外生活、あっという間に毎日が過ぎていきました。
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投稿者

大学教員である夫のサバティカル(在外研究)に帯同する妻です。 南国沖縄生まれのアラフォー。高校生の子ども二人、愛犬2匹とともにフィンランドへ! 1年間という短い滞在期間を思いっきり楽しむことをモットーに過ごしました。2022年4月に帰国後、のんびりと思い出を交えながら更新中。